063:セリヌンティウスの舟 (カッパノベルス)★★★

 最近かなり気に入っている作者の本。
 かなり面白いひとだが、「扉は閉ざされたまま」は動機に難がある気がしたし、「BG、あるいは死せるカイニス」は、最後のエピローグに難がある気がしたし、なんかどこか自分の最高点を与えるにはどこかに瑕疵がある気がする。
 今回の本も、どこがというのは難しいが、何かが自分の好みと合わない。