013:庖丁人轟桃次郎 (ハヤカワ・ミステリワールド)★★★

ロアルドダール風の味をねらったのかもしれないが、はずした感じ。鯨さんにしては、暴力的な描写も多かった。
主人公の桃さんが、函館→仙台と流れて、現在の店に落ち着いたことになっているが、あまり仙台の描写が出てこない。わずかに、次の部分で示すのみ。函館なんて、料理人対決の相手にもなっているのに。
p235 2年前の10月、仙台で以前つきあっていた男性に殺された女性がいたんですけど、その女性を殺害した元カレが殺されているんです。