江戸人のこころ (角川選書)

江戸時代の手紙を取り上げながら、そのこころ読み解くというもので、大奥に仕えた女中の文から、赤穂浪士のものまで幅広く取り上げる。
仙台関係では、伊達政宗からローマ法皇に宛てた手紙、仙台萩の高尾の手紙が題材に。特に伊達政宗からの書状は、確かその複製が仙台市博物館にあったように記憶しているが、政宗自身の思いというよりは、入れ知恵の結果だろうという推測部分の話はまったく知らなかったので、面白く読んだ。