新・雨月物語@世田谷パブリックシアター

前衛的で芝居自体はかっこいい。特に、照明の使い方がよく、色彩ではなく、陰影がくっきりとあらわれており、かっこいい。
演技が悪いとかいう気は、まったくないが、かつて森雅之演ずる「惚れられる男」が、かなり無骨になっていて、(そういうものだと頭では思いつつも)違和感を感じる。
「山の民」も、網野史学の影響だろうし、それはそれで面白く感じたものの、映画版の湖面のゆらめきの美しさと対置してしまった。