退職刑事〈2〉 (創元推理文庫)★★★

 浴槽の花嫁(P151)
 初出は、昭和50年の問題小説。ということで、現在との違いが結構あって面白い。
 殺される花嫁は仙台出身だが、東京で暮らしていたことがあるという設定になっている。ここまでは現代でも起こりうる話だが、時代を感じるのは東京まで飛行機でやってくるという記述。東北新幹線ができてからいつまで飛行機が羽田まで飛んでいたのだったかしら。