名探偵の掟 (講談社文庫)★★★3/4

この本から三つなら次の3つ
「だいたいトリックで読者の気をひこうという考えが時代遅れよ。」

「なぜ変装を見抜けただと?そんなもの、見ればわかるわい。」

「それに大きな声ではいえないが、こういう安直な方法で意外性を出そうとした作家は、遅かれ早かれいきづまるものなのだ。」

3箇所目については、三毛猫ホームズを思い出してしまった。確か、1番最初の作品でかなり意外性のある犯人で終わるものだったような。しかし、その後の長いシリーズでは最初の作品でのキャラの設定とずいぶん違ってしまっている。ということは、最初から意外性で攻めるのはよいのね。