帰ってきたもてない男 女性嫌悪を超えて (ちくま新書 (546))★★★★

するすると読めてしまう本。前作を読んでいないが、この方の本も4・5冊読み、『僻み』な感じが色濃く出ている文章が好きなためかもしれない。
水村美苗岩井克人が夫婦なのには妬むが、とある漫画家夫妻についてはそれほどの感情を覚えない。というくだりなどは、妙に共感してしまう。(おそらく柔道家プロ野球選手のご夫妻にもなんらの感情を覚えないのでしょうね。きっと。)