せんくら

セレーノ弦楽四重奏団
 かなり前のほうの席で、どうでもよさそうなことに気づく。たとえば、第一バイオリンの人はワイン色のタオルハンカチ、チェロの方はベージュ系のタオルハンカチを使用していたが、やはり齋藤選手の影響かしら。それとも、この世界ではタオルハンカチが通常のものなのかしらとか。
 また、チェロの方は、楽器の上にタオルハンカチを置いているのに加え、ご自分の汗を拭くために白い普通のハンカチをお持ちだった。2枚必要なものなのかしら。とか。

 お目当ての、アンダンテ・カンタービレも良かったが、全然知らない「狩」という曲が面白かった。第二バイオリンというのは、第一バイオリンとともに主旋律部分を引く部分と、ビオラ、チェロとともに第一バイオリンを引き立てる部分を演奏したりと忙しいパートであることをはじめて知った。